しかし、その国分の笑顔とは逆に闇夢の数はどんどん減っていく。 これは結真たちと龍たちのおかげだ。 皆、前まであった無駄が無くなった。 私から見ても強くなった皆。 闇夢も少し逃げ腰になっている。 もう時間の問題だ。 私は国分のもとに足を進めた。 それに国分も気付き、私たちは睨み合う形になった。 「やってくれるな―…黒瀬の娘。」 「何言ってんの?あんた笑ってんじゃん。」 お互い奇妙な笑みを浮かべていた。