「危な―…い!!」 声を上げて見てももう遅い。 あぁ。ごめんなさい―…!! そう思っておもいっきり目を瞑る。 でも缶が何かに当たる音なんてどこからも聞こえてこない。 私は可笑しいと思って目をゆっくりと開いた。 「なに私に缶蹴ってんの?手がよごれたじゃん?」 そこには―… 「何で居んの?」 「お母さんから伝言。」 「は―…?」 「全てが終わったら二ノ宮さんのところに行けって。」