「お前忘れた訳じゃないだろ?今日は―…」 「ん。それなら忘れた訳じゃないよ。大丈夫だから。今日はあの人が来てる。」 あぁ。それで隼人は心配してたのか。 今日はあの日―… 忘れるはずのない日だよ。 だからきっと兄貴達も来てる。 そしてあの人も―… やっぱり隼人だ。 常に周りの事に敏感で。 「大丈夫だから。」 もう一度そう言えば隼人は何も言わず、目を瞑る。 そんな隼人を見て 「ありがとう。」 聞こえないぐらい小さな声で言った。