どこかで誰かが…

ゆっこの迫力に圧倒され、

「どーしたの?ゆっこちゃん、なんか恐いよ…」

きちんと内容が頭に入っていたのか、それは定かではないが、


「いい佳菜子?!自分に正直に!惑わされちゃダメだからね!」

「何?ホントどーしたの、ゆっこ?」

「別に!ただ、佳菜子にもやっと春が来そうだからさ!」

「もう夏だから!てか、あんたも人のこと心配してないでさ、…自分の方はどーなのよ?」


そんな吉田の問いかけに、

「そーそー。本当だよね〜!」

自分のコトよりも、声を大にして返答する佳菜子は…


自分にとって大切な友達である、ゆっこと高木が上手くいくとを、本人達よりも、誰よりも、秘かに願っているのだった。