どこかで誰かが…

佳菜子は、ふと我に戻った。


「あ…ちょっとボーっとしてた。なに?」

何も無かったような素振りで、

「下にかぁくんが来てるけど。」

「…あ、はい。今行く。」

慌てて立ち上がろうとしたが、

「きゃっ!」

「どうしたの!?」

「…足が痺れて…」


結局、清瀬が部屋に上がって来ることになった。


「どうしたの?」

「外から電話したんだぞ…灯りが点いてたから居ると思って」

「あ〜…ごめん。ウトウトしてたから。」

「んだよ、疲れてんのか?ったく、もうババァだな。」

「ふんっ!用事って?」

「あ〜、今度、うちのバスケ部の練習試合があるんだよ。ほら、うちの生徒の従妹がメンバーに居るって」

「あ〜、」

「中学バスケがどんなものか、見学に来るとかなんとか言ってて」

「え?!」

「聞いてない?メール無いか?」

「あ…ホームページ見ようとしてて…(あ。)」

「おまえも来るのか?」

「ごめん!あとで見とくよ!」

「?いやいやいや、今見れば?」

「ん?ん…っと。」

「…なに?」

「いつだっけ?試合。」

「…パソコン調子悪いの?」

「なんで?」