どこかで誰かが…

そして清瀬も、佳菜子との関係が修復不可能となったことを、思い知らされていた。


実際、こればかりは自分で蒔いた種なワケで…

なんともやるせない気持ちが込み上げてくる。


今となっては、何をどう考えても“あとの祭り”というヤツだ。


こうして、怒りにまかせ漕ぐペダルは、自転車のスピードがあげていった。


しばらく走っていき、幾つ目かの曲がり角にさしかかった時…


(!あっ…)


…一瞬の出来事だった。


凄まじいほどのブレーキ音が鳴り響いた、その瞬間……………


車のボンネットに乗り上げた清瀬の身体は、
跳ね返るように、
さらに地面に叩きつけられた……