『それから、そのあとの言動と態度についてだけど、アレはマジで無かったと思ってる。照れ隠しが過ぎた。許してほしいってことではなく、ただ、きちんと謝っておきたかった。嫌な気分にさせてしまい、本当にすまない。清瀬。』
絵文字も使わない真面目な文章に、あぶなく騙されるところだったと、頭を振りながら携帯電話を閉じる佳菜子。
(よく分からないって何よ!)
佳菜子にとって“キスをする”ってことは、
そこに“愛”がある時だけで…
お堅い性格だと思われても、それが佳菜子なのだから仕方がない。
(別にガッカリしてるんじゃないもん!あんな奴とキスなんて…私の一生の汚点なんだから!だいたい、私の唇をなんだと思ってるの?!私には彼氏がいるんだからね!)
長湯でのぼせていたせいか、珍しく大胆で上から目線な思想を抱えては、
なぜか腹を立て、
結局、なんの返信もせずにいた。
次の日の会社の帰り、
バスを降りると、いつものように家路を急ぐ。
しばらくすると、後ろから自転車の走り寄る音が聞こえてきて…
振り返りはしないが、過ぎ去って行く後ろ姿が清瀬ではなかったことに、自分が軽く肩を落としていると気がついているのだろうか?
カナダに行く前は、変質者に怯えていた道で、
今は、清瀬と会えることを期待している。
偶然なら話をしないこともない…そんな思いで清瀬の姿を探しているのだった。
メールを返信すれば解決するのだろうに…意地っ張りな性格は相変わらずで、
特に清瀬に対しては、年々酷くなっているような気がする。
絵文字も使わない真面目な文章に、あぶなく騙されるところだったと、頭を振りながら携帯電話を閉じる佳菜子。
(よく分からないって何よ!)
佳菜子にとって“キスをする”ってことは、
そこに“愛”がある時だけで…
お堅い性格だと思われても、それが佳菜子なのだから仕方がない。
(別にガッカリしてるんじゃないもん!あんな奴とキスなんて…私の一生の汚点なんだから!だいたい、私の唇をなんだと思ってるの?!私には彼氏がいるんだからね!)
長湯でのぼせていたせいか、珍しく大胆で上から目線な思想を抱えては、
なぜか腹を立て、
結局、なんの返信もせずにいた。
次の日の会社の帰り、
バスを降りると、いつものように家路を急ぐ。
しばらくすると、後ろから自転車の走り寄る音が聞こえてきて…
振り返りはしないが、過ぎ去って行く後ろ姿が清瀬ではなかったことに、自分が軽く肩を落としていると気がついているのだろうか?
カナダに行く前は、変質者に怯えていた道で、
今は、清瀬と会えることを期待している。
偶然なら話をしないこともない…そんな思いで清瀬の姿を探しているのだった。
メールを返信すれば解決するのだろうに…意地っ張りな性格は相変わらずで、
特に清瀬に対しては、年々酷くなっているような気がする。


