どこかで誰かが…

「ごめんな。アイツちょっと変わってんだ…気にすんなよな。」

「こっちでやっていくには、あーじゃなきゃダメなのかな?」

「あれは例外だ。図々しすぎ!…まぁ、仕事のパートナーにはイーんだろうけど…」

「ガンガン仕事進めていきそうだもんね。」

「それでトラブルんだよ。」

「あ…なるほど。」

「もうイーよ。あいつのこと話してるだけで疲れてくるから。」

「えへへ、なんか、こっちでの大地くんの様子が少し見れた気がする。」

「は?どこがだよ…」

「まあまあ…(あーゆー大地くん見たことなかったなぁ。それにしても…なーんか圧倒させられちゃったよなぁ。)」


それからの、佳菜子が日本に帰るまで時間は、二人でゆっくり過ごすことができた。



5日前には、強い決意を胸にカナダを訪れたものだけど、
不安を押し隠すように都合の良い解釈をして、
なんとか自分に言い聞かせはするものの…
完全に不安を取り除くコトは出来ず、
色々と考えさせられた旅となった。


(ん?結局私、何しに来たんだ?…このまま、日本に帰っていーのかなぁ?)