どこかで誰かが…

「今日はゆっくりするって決めたんだ!邪魔するな。」

「フーンっだ!分かりましたよ!帰りますぅ!…佳菜さん、会えて良かった!」

「あ、あの…」

「気を付けて日本に帰ってくださいね!じゃあ、また!」

「あ、ありがとうございます。」

「お邪魔しました〜!」

「…ったく、なんだっつーんだよ…」



結城が帰って行ったあとは、
まるで“嵐のあとの〜”そのものだった。