どこかで誰かが…

「って言うか、世の中にさ、夢を叶えた人ってどのくらいいるのかな?」

「夢と成功と、やりたいことって違ったりするからなぁ。」

「なるほど…」

「どうした?なんか暗くね?」


そこに私服姿の片桐が現れた。


「あれ?終わり?」

「客の入りが悪いから、今日、俺あがっていいってさ。」

「よっしゃ、じゃあ飲むべ。」

「おぃーす。」

「お疲れ〜!」

「…で?なんの話してたの?」

「将来について。」

「ほー。それで暗かったんだ。」

「片桐くん、あれから就活どんな感じ?」

「とりあえず1社から内定貰ってて、1社から返事待ち。こっちの方が狙ってんだけど、どーかなぁ…」

「へー!知らなかった。おめでとう!」

「でもさ、この期時世どうなるか分かんねーじゃん?だからまだ回る予定。既に何社も落ちてるから自信喪失って感じで…ヤバい。」

「でもさ、まだ内定貰えてない人だっているんだから…」

「まーな。」

「やっぱ大変なんだ…希望は?」

「あぁ、アウトドア関連のさ…」

「大地くんぽいでしょ?」

「ぽいぽい。内定もらったトコも?」

「そこはイベント会社って感じかな。」

「ほう…ま、とりあえず乾杯!」

「サンキュー。」