どこかで誰かが…

「なんで?」

「いや…ちょっと…意外…」

「それを言うなら、キヨスクの教育学部って…そんな仏頂面で先生かよ?」

「いつもは、こんなんじゃないですから!」

「え!あんた、いつもそんなんだよ。」

「ぷははは…」

「なら、おまえの経済学部ってのもどーなんだよ!」

「なによ?!」

「頼もしいじゃんか!いつか日本経済を動かしてやるっつんだよ!なぁ佳菜!」

「…馬鹿にしてるよねぇ?」

「まさか!期待してますよ。」

「就職するのに…少しは有利なんじゃないかと…」

「ヤダね〜!計算高い女。」

「そんなことねーよ。この期時世、どーなるかわかんねーもん。まだまだなんて思ってると痛い目にあうぜ。」


そんな、現実的な話をしていたかと思えば…


「え!春休み中ずっと?!」

「あぁ。知り合いがアッチで、観光やマリンスポーツのオプションビジネスやっててさ、その手伝いに行くんだ。」

「手伝うって何を?」

「ダイビング。」

「?」

「スキューバだよ。」

「…免許持ってんの?」

「あぁ。インストラクターじゃなくて、あくまでも手伝うだけね。」

(なんでもできる人なんだぁ…)

「佳菜も一緒に行く?」

「…え!私?」