どこかで誰かが…

兎に角、飲み物を注文するため、高梨は店員を呼んだ。


「いらっしゃいませ。」

(声が違う。)

「中生を2つと…」

「あ、私ウーロン茶。」

「かしこまりました。」


店員が下がると、

「ね、今の人は違うの?」

「違う。」

「なーんだ。…あたしトイレ行って良い?実は我慢してたの。」

「えっとね、あのカウンターを通り過ぎて…!」

「ん?もしかして?」

「いた…」

「あのカウンターの中の人?」

「どうしよう。」

「大丈夫!…とりあえず、あたしはトイレ!」

「ちょっ!」


ゆっこは慌ててトイレに向かった。


「どーしよう高梨さん。」

「んん。確かにイケメンだね。…名前は知ってんの?」

「片桐。」

「了解。…あ、こっち見たよ。」

「気付かれた?」

「いや、どっか行っちゃった。」

「ふーっ。」

「…あはは、完璧に好きみたいだね。」

「違いますよ!」

「しっ!こっち来る。」

「え…」

「お待たせしました〜。生2つとウーロン茶で…あれ?」

「…(ヤバイ!)」