どこかで誰かが…

そんな佳菜子を見て、

「気になってるんだ〜。カッコいい店員にキスされたもんだから〜」

からかいながら、高梨の腕を肘でつつくゆっこ。

高梨も小さく頷いた。

すると、

「違うよ!気になってるんじゃなくてムカついてんの!私のこと、どんな女だと思ったんだっつーの!」


上手く話が転がり、

「そーだよ!きちんと文句言ってやった方がいーよ!」


年上である高梨の言葉に、考えさせられる佳菜子。

そして、

「なんならさ、今からでも、その店に行ってみる?」

「だって今日、居るかどうか分からないし、」

「とりあえず行ってみようよ!」

「そーだよ!居なかったらさあ、また考えればいーし、ね!」

「そーだよ!行こ行こ!」

「ホントに〜?」


アルコールの力もあってか、
急遽、片桐のバイト先へと行くことになったのだった。