どこかで誰かが…

(どうしよう!なんて返せば良いの?…真相が分からないし…気が付かなかったことにして、先にゆっこちゃんと作戦練ろうか?待てよ…どっちと先に話すればいーんだぁ?!って言うか、清瀬はどこまで知ってるんだろう?…ど〜しよ〜!分からないよ〜!)


一人でパニックになる佳菜子だったが、


(あれ?どーしてゆっこちゃんは何も言ってこないんだろう?…よっぽど悲しくて、口にも出せないでいるのかな?…ってことは、アイツが一方的に別れを切り出した?!)


その勢いで、清瀬に電話をかけていた。


「はい。」

「ちょっと!どーゆーことコレ?!」

「そーゆーこと。」

「何言ってるの?勢いで別れたりして、あとで絶対後悔するんだからね!」

「…おまえ、なんか知ってる?」

「…え?」

「あいつから相談でも受けてた?」

「なにも…」

「ふっ…今年に入って、あんまり上手くいってなかったんだよ。会う機会も少なくなって、メールや電話は意識的にするようにしてたけど…たまに会ってもマンネリなセックスするだけだったし。」

「ちょっと…」

「好きなヤツができたんだと。」

「え?」

「そう言われたら、別れるしかないだろ?」

「ホントなの?」

「…さぁ?…でも、別れたかったのはホントなんじゃね?」

「…」

「前に言ってたんだよ。おまえが楽しそーだって。彼氏のいないおまえが羨ましかったみたいだな。あははは、おまえ、そんなに遊んでんのかよ。」