どこかで誰かが…

その二日後のこと…

「私ならいーのに。」

「それじゃあ、あたしの気が治まらないの!それに、秋山君にも、きちんと会って謝りたいし。」

「それでここに?」

「不味い酒の会にしちゃったでしょ…その埋め合わせに、あたしがおごるから何が食べたいか聞いたら、ここを指定してきたの。」

「大学近いもんね。行きつけのお店なのかな?」

「そうみたいよ。美味しいんだってさ!」

「あの店じゃなくて良かったの?」

「片桐さんに会わす顔がなくて…さすがに行きづらい。」

「絡んだりしてないから大丈夫だよ。」

「しばらく自粛する。」

「あはは。(それは助かるかも…)」


そして、秋山が現れた。


どうしてもと言う、お薦めメニューを頼み、
何も無かったように、三人の会話も弾むとき、

「あ、そうだ!写真持ってきたよ。」

と、カバンのポケットから写真を取り出し、テーブルに置く秋山。


「キャー見せて〜!どれぇ…あ、片桐さん可愛い〜!」


それは、前に言ってた、高校時代の写真だった。


「その隣が俺ね。」

「うん。全然変わってないから、すぐ分かった。」

「あはは、どれどれ?」


と、未央里から受け取り、目にした瞬間、

「ああ、この制服ってA校だったんだぁ。」

無意識に口にする佳菜子だった。