どこかで誰かが…

「…」

「なんか、不満でもあるんですか?」

「ん?うん…秋山、女と別れて、しばらく落ち込んでたから…でも、合コンに出てるようじゃ、ふっきれたのかもな?」

「へー。そーだったんだ…」

「佳菜ちゃんねぇ…ちょっと、前の彼女とはタイプが違うかな…」

「新しい恋は、違うタイプに限るでしょ!」

「そうか?…そうだな。失礼だもんなぁ。」

「そーですよ。…それとも、佳菜ちゃんが気になります?」

「えへへ?なんで?」

「さっき、口説いてるように見えたから。ダメですよ!冴えない後輩の恋路を邪魔しちゃ!」

「でもさぁ…やっぱ、見たことあるんだよなぁ。…どこでだ?」



その頃、駅へと向かう二人は…

「なんか、無理に付き合わせちゃったみたいで、悪かったなぁ。」

「秋山君のせいじゃないでしょ。」

「今日みたいな場所は苦手なんだって?」

「どちらかと言えば、体育館とかの方が居心地がいいかな。」

「体育会系?」

「そんなんじゃないんだけど。」

「何のスポーツが好きなの?」

「バスケをね…あ、さっきの先輩、背が高かったけど、何かスポーツやってるの?」

「あぁ、テニスのサークルに入ってるよ。」

「そーなんだ。(テニスか…やっぱり知らないなぁ)」

「高校の時は代表だったんだよ。俺も憧れたもんだけど…」