どこかで誰かが…

「片桐さんは、何曜日なら居るんですか?」

「その月によって違うんだけど…その都度、秋山に聞いてみてよ。」

「あの、」

「せっかくホラ、知り合えたんだし…合コンで!」


そう言って、3人を指さしながら、悪戯な笑みを残し奥へと引っ込んでいく片桐に対し、

「なんだよ!気ぃきかせたつもりかよ。ったく…。俺、ちょっとトイレ。」


気まずそうに席を離れる秋山を

「…」

「これなんだろ?おいしいね。」

二人は気遣って無視をした。


「ホントだ。おいしい。片桐さん来たら聞いてみよっと!」

「ふふっ、はいはい。」

「佳菜ちゃん、たいしたことない日に誘っちゃって、ごめんね!…いつもはこんなんじゃないんだけどなぁ。」

「もう、人数合わせでも勘弁してね。」

「えー、なんか悔しいな…これぞ合コンって場に佳菜ちゃんを連れていきたくなってきた!」

「そーゆーのだと、逆に私、ヒクかもしれない。」

「そーなの?…じゃあ、どこで男と出逢うわけ?」

「…自然に?運命的なさぁ…」

「なるほど。…て言うか!片桐さんは?」

「はぁ?」

「だって、今日イチは片桐さんだと思わない?」

「確かにカッコイーけど…(どこか大沢とダブるし)」

「じゃあ、あたし行って良い?」

「あ、どうぞどうぞ。行って行って!」