どこかで誰かが…

「暖色系だぁ…セピア色とも言うね。思い出の色だよ。」

「!」

「しかも、良い思い出!」

「…」

「カズを色で例えたら…青かな?」

「え〜!」

「ほっといて!」

「だって青って…随分爽やかな色もってきたね。つーか、日本代表?」

「あ、それだぁ。」

「ぷっ!」

「じゃあ、大沢くんの赤って何?」

「…情熱?」

「あー。なーんとなく分かるような…」

「でしょ?」

「暑苦しいもんね。」

「ひどっ!」

「あはは…で、緑は?」

「んー、樹かな?」

「き?」

「いつも景色が緑だから。公園とか、フィールドの芝生とか…」

「公園って?」

「ん、まあ、ちょっとね、」

「なんか、あやしい!」

「なにがぁ!」

「ま、いーや!とにかく!…前に進んだ方が良いよ…思い出に縛り付けられずに、自分にとって一番良い方に進むべき!それが、大沢くんか、これから現われる別の誰かさんかは分かんないけどさ!」

「?どーゆーこと?」

「今、佳菜子にはキテるんだよ!モテ期ってやつが!」

「なに?」

「ほらー、人生にはモテ期が3回くるって言うじゃん!」

「え〜、本当かな?」