「…兄貴、綺羅?
…手前ら何してんだぁ?
あぁ?」


「アハハ!沙羅ちゃんコワ~イ!!♪」

綺羅が笑いながら言った。

アハハ、じゃねえよ!
もういいや兄貴に聞こう…

「おい、兄貴…これはどういう事だ?」

単刀直入に聞いてやった。

「ん?見ての通り沙羅と同じ学校に来たよ♪」


おいおい…兄貴…手前はもう25歳だよな?


綺羅…手前はまだ中3じゃん…


勘弁して~!!

「…お前ら頭大丈夫か…?」

声をかなり低くして言ってやった。


「あはは!純君、沙羅ちゃんは冗談を本気に思っちゃうタイプだから気をつけないと。」


そうだったなといって兄貴がパンッと手を鳴らした。


「ごねんね沙羅。
連れて行け。」