「ごめん」
俺のせいだな…
そう呟き、俺はうっすら赤く腫れた果歩の目元を親指でそっとなぞった。
言い訳するつもりはさらさらない。
ただ、やっぱりまだ早かったんだと、後悔が容赦なく込み上げてきた。
もう少し慎重に伝えてやるべきだったと。
それ以前にちゃんと納得するまで果歩と話し合うべきだったんだと、心底申し訳ない気持ちに襲われた。
「すまない…」
目を細め、もう一度口にした俺に果歩が戸惑ったように顔を横に振った。
「ち、ちが…別に陽生のせいじゃ……」
果歩がギュッと俺の腕を掴みながら瞳を潤ませる。
「陽生は悪くなくて…ただ私が勝手に…」



