マジかよ…
再び20階へと上がっていくエレベータの中、俺は拍子抜けしたようにズルズルとその場にしゃがみ込んでしまった。
「えっ?ちょっ、陽生!?ど、どうしたの!?」
それに驚いた果歩がすかさず俺と同じようにしゃがみこむ。
「だ、大丈夫!?」
心配そうに覗きこんできた果歩の腕をすかさずギュッと掴み寄せた。
「果歩、お前本当にコンビニに行ってただけなんだな」
もう片方の腕も掴み、ゆっくりと顔を上げた。
「へっ?そうだけど…それが何?どうかしたの?」
「出てったんじゃなくて?」
「は?何言ってんの?」
はぁ…ありえねぇ…
一気に力が抜けていく。
俺はたまらず腕を引っ張ると、ブラウンごとそのまま果歩の体を抱き寄せた。



