「で、どうだった?」
「まぁ…な」
「あまりいい反応じゃなかったんだ」
言葉を濁した俺に、静香が納得したような顔をした。
散らばった資料を手に取り、あからさまに眉を下げる。
「それが、予想以上の反応で正直驚いたよ」
まさか、果歩があそこまで拒否反応を示すとは思わなかった。
俺はゆっくり体を起こすと、今朝の果歩の様子を思い浮かべる。
俺の胸にしがみ付きながら震える彼女。
その姿があまりに痛々しくて、何も言えず、ただただ抱きしめてやることしかできなかった。
少し後悔した。
まだ早かったんだと。
もう少し様子を見て待つべきだったと、あれから少しだけ後悔していた。



