甘い体温②・前編・


「な、なに?…突然どうしたの?」



ドクドクと、うるさいほど鼓動が音を立てていく。


真剣な陽生の瞳。


押し寄せる不安に、サーっと体温が冷えていく感じがした。



どうして、そんなこと聞くの?


そう言葉にしようとしても声にならない。


陽生の言葉の意図が分からなくて、思いっきり顔を歪めてしまった。



こんなこと…初めだ。


陽生と一緒に暮らし始めてからというもの、このての話題はずっと触れないようにしてたから。


ううん。っていうより避けてたって言ったほうがいいのかもしれない。


お互い暗黙の了解って感じで、納得してると思ってたのに。



それなのに急にどうして?