「確かなのか」 「えっ」 「今言ったそれは確かなんだな」 陽生が沙希に言葉を向ける。 その雰囲気は重く、真剣そのもの。 「…うん。たぶん…」 「……たぶん?」 「検査薬使ったら反応がでて…それで…」 「病院には行ってないのか?」 「ま、まだ…」 沙希がタオルケットにくるまりながら気まずそうに呟く。 さっきの威勢はどこへやら。 今にも泣きそうに体を縮込ませた沙希に、空気がピリッとしたものに変わっていく。