甘い体温②・前編・


熱くかかる陽生の吐息。


その言葉を最後に強引に顎を持ち上げられた私は、息つく間もなくまた唇を塞がれた。



「んっ…はる…っ」


「しっ、あんま声出すなよ」



そのまま右足を持ち上げられて、一気に甘い痺れが体中に押し寄せた。



「…や……っ」



深く重ねられた体が熱くて、言葉にならない。


よりいっそう深くなるキスにもう、何も抵抗なんてできなかった。




悔しいけど、この腕には逆らえない。


私以上に私のことを知りつくした陽生の唇。


強引なくせに、触れる指先は優しくて。


その度に私はいつも甘い幸せな渦にのみ込まれてしまうんだ。


気持ちごと全てを支配されてしまう。