甘い体温②・前編・


「勝手に、逝けばいい……」


「果歩……」


「あの人の人生なんて、私の知ったことじゃない」



今まで積りに積った感情が一気に溢れ出していた。


きっと、今の私ものすごく酷い顔してる。


残酷で、冷酷なとんでもなくヒドイ顔。


それでも…



「……本気で、そんなこと思ってるのか?」


「当たり前でしょ!」




今更、私には関係ない。




「あの人がどうなろうと私には関係ないの!」




だって、一緒にいてほしい時にあの人はいてはくれなかった。


話しを聞いてほしい時に、こっちを見てもくれなかった。


抱きしめてほしい時に、冷たく突き放されて。


愛して欲しい時に、ずっと私は一人だった。


ずっと、ずっと一人だったんだ。