「きゃっ…」
突然視界がぐるっと回り、私の体は呆気なく引き戻される。
ビックリして声を上げた時には、私はがっちり浴室の壁に押さえ付けられていた。
「ちょ…急に何す……」
背中にはひんやり硬い感触。
顔を上げた私は慌てて目の前の陽生に抗議しようとして、それより先に陽生の方が口を開いた
「やばい、お前マジ可愛いんだけど」
「…へ?」
「今のはやばい、つーかダメだろ」
そう言って、顔を近づけた陽生が嬉しそうに私を見る。
そのままスルリと手が下におりてきて、腰をゆっくり撫でられた。
「ちょっ…」
「そうかそうか、ヤキモチか、そりゃあ気付いてやれなくてごめんな」
くすっと笑った陽生
楽しそうに体を密着させてくる陽生に、とてつもなく嫌な予感がした。



