「なんだよ…」
「べっつに〜。陽生も意外と普通の人なんだなって思って」
今日はこの短時間で陽生の意外な一面をたくさん見たきがする。
さっき来る時に寄ったファーストフード店に、それからこの夜景でしょ?
今まで育ってきた生活環境の違いでいつも驚かされてきた私。
陽生みたいなタイプでも案外庶民的な行動とったりもするんだね。
また、新たな一面を見れた気がして、どことなく心がくすぐったくなる。
再びクスッと笑い、陽生の前にしゃがみ込むと、すかさずコツンと頭をこつかれた。
「痛い……」
「さっきから変なこと言って笑ってるお前が悪い」
「何よ…だって本当のことだからしょうがないでしょ?て言うか、陽生ってば相変わらず大人げなくない?」
「は?そりゃあ…こっちのセリフだろ」
じっと不満っぽく見つめ合う私と陽生。
もう、すーぐああ言えばこう言うんだから…
私より10も年上のくせに、本当大人げない。
そう思いながら少しの間じっと陽生を睨んでいたけれど…
「ぷっ」
やっぱりすぐに可笑しくなって、思いっきりフ噴き出してしまった。



