「でも以外だね。陽生がこんな所に来てたなんて」
しかも一人でだなんて…
まったく想像がつかないし。
クスッと笑いながら言葉を向けると、すでに陽生は少し離れたベンチに座ってじっと私を見ていた。
距離にして1メートルぐらいだろうか?
陽生は私を見つめたまま、言葉だけを返してきて…
「そう?」
「うん。以外すぎ、陽生ってそんなキャラだっけ?」
「キャラって…俺だって、たまには一人でぼーっとのんびり考えたいことぐらいあるんだよ」
「えっ、陽生でも何か悩むこととかあるの?」
意外だ…
「は?当たり前だろ。俺だって人間だ。悩みの一つや二つあるに決まってんだろ」
陽生の少し呆れた声が飛んでくる。
まぁ…それもそうか。
そう思いながらもどことなく笑えてきてしまう。
笑いながらそのまま陽生の傍に行くと、やっぱり呆れた視線が向けられた。



