甘い体温②・前編・


「ふっ、どう?気にいった?」



まるで子供みたいにはしゃぐ私を見て、陽生が満足そうに目を細める。


コクコク、興奮気味に頷く私。


もう、満足どころの騒ぎじゃない。


すごすぎて何も言葉が出てこないよ!



「ふっ。可愛いな果歩は」



思わず目を潤ませると、陽生が後ろからギュッと抱きしめてきた。


背中に陽生の温もりを感じ、お腹の辺りに腕が回される。



「すごいね…こんな所がこんな近くにあったんだね」



テレビとか、雑誌とかでは見たことあるけれど、実際こんな風に来たのは初めてだ。


やっぱり、画面や本を通して見るのとは迫力が全然違う!


まるで別世界に来たみたい…



「ああ。俺の自慢の癒しスポットだからな。とっておきの秘密の場所だ。今まで誰にも教えてないんだから、絶対誰にも言うなよ」


「うん、うん」



頷くのが精いっぱいだった。


耳元で囁く陽生の手を歓喜余ってぎゅーっと握りしめた。



本当にすごい!