「な、何言ってるのよ!別にそんなんじゃ…」
それでも私は勢いよく手を振りほどくと、慌てて陽生を押し退けた。
はっきり言ってこんな態度とってちゃ、私の気持ちはバレバレ。
それでも…
「ヤ、ヤキモチなんて妬くわけないでしょ!何言ってるのよ!」
かなり苦し紛れだと分かっていても、抵抗すざるをえないでしょ!?
だって、こんなの。
こんな雰囲気恥ずかしくて耐えられない!
「もう、そんな変なことばっかり言ってるならもう知らない!私先に出るから!
後はごゆっくり一人でどうぞ!」
早口でまくし立て、顔を背けたまま私は陽生の横を通りすぎる。
ほんと最悪っ…
今すぐここからいなくなりたい!
そう思ってドアに手をかけた瞬間、すかさずグイっと体を引き寄せられた。



