不気味な静けさが漂う中、ひたすらドキマギする気持ちを押し殺して陽生を見つめた。
けれど…
「まだ内緒。てか着いてからのお楽しみ。つーかそんなに怖いなら目瞑ってろ。
このまま俺がゆっくり誘導してやるから」
陽生はそう言って、ちゃんと答えてはくれなかった。
もうっ。
こういう肝心な時にかぎってす~ぐはぐらかすんだから!
納得がいかず、少しふくれっ面で睨んだけれど、すでに陽生は前を向いていて思いっきりスル―されてしまった。
もーっ。
ちょっと本気で怖いんですけど…
そう思いながらもどうにもできず渋々足を進める私。
いわれた通り目をぎゅっと瞑って、ひたすら階段を上り続けた。
そしてどれくらい経ったんだろう。
「よし、いいぞ。そろそろ目開けてみろよ」
陽生にそう言われ、ゆっくりと瞼を開けた瞬間…
……あっ。



