「足元に気を付けろよ」
そう言われ、何故か私は階段を上ってる。
少し長めの階段を。
暗くてよく分からないけれど、たぶん、石でできた公園とかにある普通のものだと思う。
っていうか、ここは公園?
半歩先を歩く陽生の横顔を見つめながら、もう何が何だか分からなかった。
階段の両端に植えられてる木々の葉っぱが風でガサガサと揺れ、少し気味が悪い。
てか、不気味すぎる。
今にもお化けとかがでてきそうで…
まさか、陽生ってばここで肝試しでもするつもりなんだろうか?
こんな、懐中電灯まで持って……
ビクッ!
陽生の手を握りながら、ゾッと寒気を感じた私。
まさか……
まさかだよね。



