昼休憩の時は普通だったはずだよね?
私が寝てる間に何か変わったことでもあったんだろうか?
こんな無口な陽生を見るのは初めてで、妙にそわそわしてしまう。
結局、どこに向かってるのかも、今から何が起こるのかも分からないまま、たどり着いたのは予想もしない所だった。
「よし、着いたぞ」
「えっ、ここって…」
それから1時間ぐらい経ったのだろうか?
目の前はシーンと静まり返った何処かのだだっ広い駐車場。
街灯も所々しかなく。はっきり言ってとてつもなく暗い。
即されるように車から降りれば、そんな光景を見渡しながらただ唖然とするばかり。
「一応懐中電灯も持っていくか」
「へっ?」
……懐中電灯?
手に持っていた紙袋と交換に懐中電灯を渡された私。
「悪いけど、ブラはここで留守番な。少しの間いい子で待ってろよ」
バタンと、助手席のドアを閉めた陽生が私の手をぎゅっと掴む。
そのまま私の手を引っ張ると、すぐに強引に歩きだした。
「ほら、こっち」



