そんなことをまじまじ考えていると、あっという間に商品は出来あがり、再び車は走り出した。
「なんなら先に食べてもいいぞ」
「えっ」
「それ。まだもう少し時間がかかるから」
手渡されたのはできたばかりのハンバーガセット。
紙袋の中にはハンバーガの他に、2人分のポテトやジュースなのが入ってる。
ちょうど膝にブラウンを乗せていたから、一瞬手に持ったそれをどこに置こうか迷ったけれど、結局少しの間ブラウンを後ろの座席に待機させることにした。
それにしても…
なんなんだろう。この何とも言えない沈黙は。
相変わらず陽生は前を見つめたまま何も言ってはくれない。
それどころか、私の方すらあまり見てもくれないし。
……どうして?
対向車のヘッドライドがやけに明るく感じて、それがまた妙な緊張感を煽らせてくる
いったいどこに向かってるの?
何を考えてるの?
そう口にしたくても、何となく聞けない雰囲気に何も言えず、戸惑うしかできない。



