「分かった」
陽生はそう言ってソファーからゆっくり立ち上がった。
「へっ、えっ?」
わ、分かってくれたの?
かなりあっさりとした陽生の態度に呆気にとられながらも、ゆっくりその場から起き上ろうとしたら。
「分かった。じゃあ場所を移動する」
「は?」
「それなら文句ないよな?」
ニヤリ笑った陽生が勢いよく白衣を脱ぎ捨てる。
そしてネクタイまでもを緩めた後、何故かそのまま私の体を横向きに抱き上げた。
「…へっ?」
「さ、隣の部屋に行こうか」
そう言って連れてこられたのは隣の仮眠室。
陽生はあっさりと部屋に鍵をかけるとそのまま懲りずに私をベッドに押し倒した。
「ちょっ!」
「果歩、もう観念しろ。このまま俺が素直に引き下がると思うか?」
片手で満足そうにネクタイを外した陽生がすかさず私の唇にキスをした。
「もう諦めてこのまま俺に抱かれろ」



