自分のことでいっぱいいっぱいで、そんなことまったく気にしてなかったけれど…
私、ここしばらく陽生とエッチしてないんだよね。
「なのに、そんな俺の気持ちを無視して、果歩はそう言うことを言うわけだ」
「あー…えっと…」
さりげなく顎を持ち上げられて、ゴクリ喉の奥が上下する。
言葉を詰まらせると、さらに顔を近づけられた。
「…ん?」
ち、近い近いっ。
て言うかまずくない?
これって非常にまずいよね?
色っぽい雰囲気をぷんぷん漂わせる陽生に身の危険を感じる私。
「しょうがない。そういうことならもう俺の我慢も解禁だな。
果歩がそこまで言うなら、このまま遠慮なく食べさせてもらおうか?」
ニッと不敵な笑みを浮かべた陽生がおもむろに腕時計に目を向ける。
「2時か……」
「えっ?」
「午後の診療までまだ1時間以上もあるし、余裕だな」



