温かい…
やっぱり陽生の腕の中はすごく気持ちがいい。
ドクドクと聞こえてくる規則正しい鼓動がまるで安定剤みたいだ。
こうして包まれてると驚くほど心が癒されていくのが分かる。
やっぱり、この腕の中が一番安心するな…
私は陽生の首元にそっと口付けると、もう一度笑ってぽつりと言った。
「なんか、最近の陽生って紳士だね」
「えっ?」
「変態は封印したの?」
ほんと、最近の陽生ってば驚くほど紳士的だ。
どことなく真面目っていうか…
この前の夜だって震える私に何もせず、ただぎゅっと抱きしめてくれていた。
寝付くまでずっと背中を撫でていてくれて…
それがとても心地よくて、なんだかすごくくすぐったかったんだ。
まるで今までのふざけた雰囲気が嘘のよう……



