甘い体温②・前編・


「どうしたら…いいと思う?」



それから2人してソファーに横になると、私は陽生の胸に顔を預けながらぽつりと言った。


ちなみに、静香さんは他のナースの人達とランチに行ってしまったらしい。


気を…利かせてくれたのかな?


病院にいるのは私と陽生だけ。



「少し休もうか?」と言う陽生の言葉に頷くと、昼休憩が終わるまでの間一緒にいさせてもらうことにした。


正直今は一人になりたくなかったからすごく心強い。


とは言っても、ここはあくまで病院。


しかも院長室でこんな風にソファーの上で2人して横になるのはどうかと思ったけれど、


「この時間は誰も来ないから安心しろ」の一言に納得して素直にそれに従うことにした。


それに、やっぱりこの腕の温かさにはどうしても逆らえないから…



「果歩はどうしたいんだ?」



腕枕をしながら、陽生が私の頭を撫でる。


いくら大きめのソファーだからといってもやっぱりベッドに比べればはるかに狭い。


私はほぼ陽生の上に乗っかかる感じで身を丸めながら呟いた。