甘い体温②・前編・


「スッキリしたろ」


「えっ…」


「俺に全部吐き出して、だいぶ胸の突っかかりが楽になったんじゃないのか?」


陽生が私の胸元をトントンと叩き、ニッと口の端を上げる。



ほんと、全てお見通しって感じ。


見事に胸の内を見透かされてる。



だって、その通りだから。


実際、壊れて泣いて、思いっきり胸のうちを叫んだら驚くほど気持ちが楽になったんだ。




「もう俺の前で無理して大丈夫だなんて言うな」


「…うん……」



素直にうなずくと、目の前がうっすらとぼやけて見えた。



やっぱり陽生には敵わないな。


また、助けられちゃった。


陽生に助けてもらっちゃったんだ。私…