甘い体温②・前編・


「果歩!?」



……えっ?


その声に驚いて後ろに振り向くと



「へっ?…陽生?」



浴室の入り口で何故か陽生が驚いたように立って私を見ていた。



「ど、どうした?やっぱり気分でも悪いのか!?」



慌てて駆け寄ってくる陽生。


どうやら、シャワーを浴びながらうずくまる私を見て何か勘違いしたみたいだ。



「は、陽生こそ急に何よ!?どうしてここに??」



そこまで言ってハッとした。


よく見ると、陽生ってば何も服を身にまとっていない。


かろうじて下にタオルは巻いてあるけれど。


つまりは私と一緒。全身裸で……



「ちょ、ちょっと!何でなにも着てないのよ!?」



ビックリした私は思わずしゃがんだまま後ろに下がる。


もちろん両手で体を庇いながら。