「な、なによぉ~急に何なのよぉ!」
突然大声を上げた私に、沙希が大きく目を見開く。
「いきなり怒鳴るとかわけ分かんないしぃ!?」
よっぽど驚いたのか、少したじろぎながら反発する。
「か、果歩…?」
隣の陽生も呆気にとられたように私を見る。
それでももう、一度出た言葉は止まらない。
「さっきから聞いてれば、言いたい放題わめきちらして!陽生が困ってるのが分からないの!?
だいたい居候なら、居候らしく、少しは汐らしくしてなさいっていうのよ!」
「な、何よ、何よ!何であんたにそんなこと言われなきゃいけないのよ!
あんただって、同じでしょ!?人のこと言えた立場じゃないじゃない!!」
「だったら何よ!私がいつあんたみたいに我がまま言ったのよ!」
さらに睨みを利かせた私に、沙希がう…っと体を怯ませる。
あまりの勢いに、言葉が出ないって感じだ。



