甘い体温②・前編・


「あーもう、うるさい!」


バンッ!と大きな音が部屋に響き渡る。


気づいたら、私は机を叩き、その場に勢いよく立ちあがっていた。


頭にカァ~っと血が上る感覚。さすがの私も我慢の限界!



「ちょっと、そこのあんた!」



私は目の前の沙希をキッと睨みつけた。



「さっきからギャアギャアうるさいのよ!ちょっとは静かにできなの!?」



はる君、はる君って。


バカの一つ覚えじゃあるまいし!



「うるさいったらありゃしない!ゆっくり勉強に集中できないでしょうが!」



うっとおしいのもいいとこなのよ!