だから、こんなのどうってことない。
それに、こうやって冷静に考えれば何となく予想がつく話じゃない。
優が、あの女の子供だってなんらおかしい話しじゃないんだよ。
元々、夜中はホステスをしていた母。
男だって毎回とっかえひっかえだったし、
こうなったからって別に驚くことなんか何にもない。
あの時、5年前私の前から姿を消したのはお腹に優がいたからで、
つまり私が必要なくなったんだ。
新しい人生を歩むために、
新しい家族を作るのに私が邪魔になっただけなんだよ。
そう考えれば何もかもつじつまがあうんだから…
「フッ、ほんとバカバカしい……」
ポツリ呟き、私は右手で顔を覆う。
あ、元々私なんてそれ以前に眼中にされてなかったっけ?
考えれば考えるほど冷静になっていく自分に、やっぱり笑えてしょうがない。
なんだか一気に拍子ぬけした気分だ。



