「でも、大丈夫よ。このお姉様がついてるからね。安心してこの柔らかい胸で泣きなさい」
えっ、泣きなさいって…
あの、えっとぉ…
よしよし頭を撫でられて、思わずキョドってしまう。
いったい何がどうなって……
「おい、気安く果歩に触ってんじゃねーよ。つーか、誰が触っていいっつった」
そんな静香さんに陽生の反撃が飛んでくる。
「あら、何よ別に触るぐらいいいじゃない。私だってねぇ、たまには若い子の肌が恋しくもなるのよ!
っていうか、そもそも何であんたの許可が必要なのよ!」
「は?決まってるだろ。果歩は俺のだ」
「あーでたでた。男の身勝手な独占欲。これだから男はバカなのよ!ねぇ、果歩ちゃん」
「あ、いや……」
はは。



