「ほら、優君。お姉ちゃん困ってるだろ。このままだともっと体調悪くなるかもしれないんだぞ」
優しく声にする陽生。
なだめるように頭を撫でると、優がゆっくり顔を上げた。
「ここでお姉ちゃん倒れちゃってもいいのか?」
「う…やだぁ……」
「だろ?だったらお姉ちゃんのためにもここは優君が我慢しなきゃな」
「っ…でも……」
「大丈夫、また会えるよ」
「え?」
「お姉ちゃんに会いたくなったらいつでも先生の所においで。会わせてあげるから」
フッと柔らかい笑みを向けた陽生に、優が目を大きくして立ちあがった。
「本当?」
「ああ、本当」
「本当に本当?先生お姉ちゃんと友達なの?」
「ああ、そうだよ。だから今日はもうお姉ちゃん自由にさせてあげてな」



