「えっ、もうバイバイなの?」
私の言葉を聞くなり、優が泣きそうな顔で私の手を掴んだ。
「へっ?」
「や、やだやだ、バイバイなんてヤダ!僕もっとお姉ちゃんと一緒にいたい!」
そう言って、ギュッと抱きついてきた優に私はすかさず目を見開く。
「ゆ、優?」
「まだお姉ちゃんと一緒にいるの」
「えっ?」
「お姉ちゃんと離れたくない」
ダダをこね始める優。
ギュッとしがみ付くその腕の力があまりに強くて、私は思わず苦笑い。
えっと……
こういう時ってどうしたら…
って言うか、いつの間に私ってばこんなに懐かれてるの?
わんわん泣きつく優に戸惑う私。
「あ、あのね」
なだめようと小さな背中を撫でようとしたら、横から陽生の見かねた声が飛んできた。



