「ちょっと見せてみ」
優しく笑いながら教科書をパラパラとめくる陽生。
私、三月果歩、今年からめでたく大学生になりました。
陽生の影響もあって、心理学を学ぼうと日々慌ただしく奮闘中。
夏休みの間もこうしてほぼ毎日教科書とにらめっこ。
だって、今の私のレベルじゃとてもじゃないけど、授業に追いつけれないんだもん。
まさに、今まで怠けてた分のツケが回ってきたって感じ?
高校の時もよく授業サボぼってたわけだし…
でも、そんな私にも心強い味方が。
「えっと、ここの文章の意味がよく分からないんだけど…」
「ん、どれ?ああ、これは……」
こうして戸惑う私に、仕事の合間を見計らって丁寧に教えてくれる陽生。
やっぱり現役のプロだけあって、とても分かりやすい。
教え方も抜群で、
下手したら、学校の授業より陽生の方のがよっぽど勉強になったりするほどだ。



