「先生こんにちわ」
そんな中、優が突然陽生に向かってペコリ頭を下げた。
「え?あぁ、こんにちわ。……えっと、君は……」
「優だよ。僕の名前は優。今日はお姉ちゃんのボジーガードなの」
「は?ボジーガード?」
目をパチクリさせた陽生が私を見る。
何がなんだか分からないって顔で。
ていうか、言えてなし……
ボジーじゃなくて、ボディーだし。
「さっきそこで友達になったんだよ。ね、お姉ちゃん」
「えっ、友達?」
「あ、いや…なんかそこでなつかれちゃって…」
もう笑うしかできない私に、ますますはてなマークを浮かべる陽生。
後ろにいる看護婦も不思議な表情で私達を見ている。



