「へ~…つーかやけに余裕たっぷりなんだな…果歩ちゃんは」
「え?」
「こういう時って、普通はもっと可愛らしくヤキモチ妬くところなんじゃねーの?」
そう言って、いかにも面白くないって感じで私を見下ろしてきた陽生がグイっと顔を近づけてきた。
「俺だったら絶対耐えられないけど?」
「えっ?」
「好きな女の昔関わった男のことなんて少しだって考えたくもねぇし、てかできるならそんな存在消してやりたいぐらいだね」
「はる……」
「お前の記憶から全部無くして、全て俺だけに塗り替えてやりたい」
真っ直ぐ光る陽生の瞳
グッと顎を持ち上げられてドクンと鼓動が大きく鳴った。
「はる……」
「変なヤキモチ妬かせたお前が悪い」
そのまま唇を塞がれて、脱げかけのパジャマを肩から一気に引き脱がされた。



